もはや拷問

 友達とレンタカーで和歌山まで釣りに行った。
冬の釣りと言えば、「寒い」「眠い」「釣れない」。
今日も例外に漏れず、しかもいつもより寒いという悲劇。
正直、本当に辛かった。罰ゲームとか拷問のレベルだ。
だが、その堤防には、僕らと同じ拷問に耐える仲間が何十人もいた。
こんな行為に全国的人気がある理由が分からない。
2回ほど、近くでアオリイカが釣れるのが見えて、
少し良いテンションになったんだけど、
自分の腕の無さとあまりの寒さに30分で嫌になった。


 帰りもサバイバルで、犬打峠でガス欠と対向車の恐怖に怯えながら、
凍結したつづら折れで前輪を滑らせたりしていた。
リアル死の恐怖。初めてのABS発動でペダル震えまくり。
多分、運転史上最高の神経を使った20分だったと思う。
そして我ながらトラクションコントロール技術に陶酔。コワ楽しかった。
一度広い場所で思いっきり車を滑らせてみたいと思った。


 その他、数え切れないくらいのネタと無茶とバカが繰り広げられた。
楽しかったけど、もう二度としません、って旅だった。疲れた。