便利になりすぎても考えもの

 これまで統計解析やグラフ作成はExcel派だったけど、先輩に教わってR言語をかじりはじめた。これまでは「プログラミング言語って難しそう」という単純な理由でなんとなく敬遠してたけど、基本が分かってくると「これは最強かもしれない」と思い始めた。なんでもできるし、どんなグラフでも描ける。括弧を一つ忘れただけで怒られるという完璧主義っぷりもたまらない。プログラマーになればよかった。


 あと、卒論関係で最近ハマっている21世紀のツールがgoogle docs。メールソフト無しでブラウザ内でメールができるみたいに、様々な作業がソフトなしでブラウザの中でできる。便利なのは、データがweb上に保存されるから、家と学校で全く同じファイルを共有できることだ。今はまだワード、パワポ、エクセルの限られた機能しか使えないけど、そのうちブラウザ自体がOSみたいになって、全作業をweb上で行える日が来るかもしれない。

 
 しかし、一昔前の人たちは、こんな作業環境が実現するなんて思ってなかっただろう。その時と比べると今は飛躍的に作業効率が上がったと思う。
 だけど、こうやって機械が世界を便利にしていくと、世の中の人間一人当たりの作業量のデフォが上がる。そんで今度はそれを操作する人間への要求量が上がって、どんどん人間の頭が律速段階になっていく。そう考えると、もうこれ以上世の中を便利にしても人間にとってはあまり良いことがないような気もする。