研究と就活の両立

 今週色々やってみて悟ったんだけど、研究と就活の両立は無理だ。インポッシブル。
 研究を真面目にやっている時点で9−23時土日無し、で洗濯機から服が溢れてるような状況なのに、家に帰って就職の情報集めたり勉強したりするヒマがあるはずがない。こんな状況で、朝から新聞読んだりしちゃってる就活一本の学生と同じ土俵に上がれるはずがない。かといって、研究を捨てるわけにはいかない。これは自分の信念の問題だ。今取り組んでいる研究はとてもインパクトがあるものだと思っていて、修士課程の間にこの問題を解明できなければ一生後悔する。どちらもおろそかにしたくない。でもこのままだと両方中途半端になって、二兎を追うものは一兎も得ず、なことになりそうだ。どうしたらいいんだ。神様、僕にもう一つ体をください。
 何よりも今の僕を苛立たせているのが、就活をするということを指導教官にいつ打ち明けるかという問題だ。現状では僕は就活せずに博士課程に進学することになっている。自分で言うのも変だけど、僕は先生から色々期待して頂いていて、かなり良くしてもらっているから、とても言い出し辛い。けど、もう10月だ。10月になると色々始まるらしい。それに、遅くなればなるほど言い出し辛くなるだろう。どうしたらいいんだ。神様、タイミングを教えてください。
 本音を言えば、そもそも、こうやって悩んでいる時点で、僕にはアカデミアに残る資格は無いと思う。研究というのは、どれだけ理不尽な境遇に置かれようと、迷い無く研究の道を志せる人間だけがすることが許されたものなのだ。ポスドクとかを見ていると、本当にそう思う。僕にはできません。ごめんなさい。だから本心を言えば、僕は「まだ将来は分からない」と思うことにしているだけで、本当は「たぶん就職するのだろうな」と思っている。だから、どちらか捨てるのなら研究だ。頭では分かっている。だけどやっぱり捨てられない。最近研究に弾みがついてきたこともあって、このまま「まだ将来は分からない」と思い続けておきたい。研究を捨てる自分を認めたくない。
 本当にどうしたらいいんだろう。解決方法が思い浮かばない。