ボコボコ

 シンクタンクに就職したOBの人に面接の練習をしてもらったんだけど、ボコボコにされた。志望動機とか基本的なことすら上手く話せなかった。色々考えがあったとしても、それを適切にアウトプットできなければ意味がない。終わってみれば言いたかった事はたくさんあったんだけど、その場では声が出なかった。で、「声が小さすぎる」と言われた。
 当たり前だけど、面接してくれた人は凄まじく頭の回転の早い人で、こういう人を相手に自分の意見を堂々と展開するためには、プレゼンと一緒でしっかり練習しておかないとダメだと感じた。案の定、開始早々返り討ちにあってすぐしどろもどろになった。で、「自信がなさすぎる」と言われた。
 あと、「研究と就活の両立が大変そうだ」という話をしたら、「会社に入ったら5個とか6個とか仕事を掛け持ちするのだから、2個ぐらい練習だと思ってやれば」というアドバイスをもらった。思えば、僕はこれまでの人生、大体は「仕事に優先順位をつけて順番にこなす」ということをやってきたから、「二つ以上のことを同時にこなす」機会があまりにも少なかったように思う。1つの仕事に集中していると気がつかないけど、2つ以上の仕事を同時進行すると、「ある仕事に時間を投資するために、その他全ての仕事の質を落とさなければならない」ということが良く分かって、時間がいかに有限であるかということを痛感する。なるほど、時間配分の練習だと思えばいいのか。
 まあとにかく、このままじゃ全然ダメだということが良く分かって楽しかった。