超短期記憶

長期記憶と短期記憶、って言葉があるけど、最近「超短期記憶」なるものがあるのではないかと思うようになった。
 超短期記憶とは、パッとひらめいて3秒とかで無くなるアイデアのことだ。「おもろいこと思いついた!」と思って、あとで何かに書き留めようと思うんだけど、そのまま永久に思い出せなくなるようなやつ。普段はあまり意識しないけど、注意し始めると結構な頻度でこういうひらめきがあることに気がつく。常にノートとペンを持ち歩いていればその場でメモれていいけど、めんどいし、あんまりスタイリッシュじゃない。
 そこで最近活用しているのが、Evernoteというソフトだ。脳みそ版外付けHDDみたいなもので、文字、画像、音声、HTMLなど、あらゆる形態のデータを詰め込んでおける。ポイントなのは、携帯とパソコンでデータが同期しているということだ。だから、アイデアを思いついたら、携帯の待ち受けからワンクリックでEvernoteを呼び出して思いついたことを走り書きしておいて、後で家に帰ってからパソコンでじっくりと文章化することができる。他にも、携帯のカメラで撮ったものをそのままパソコンで管理させたり、パソコンでwebページのコピーを自分流に編集して好きなときに携帯で読んだりすることもできる。全てのデータはタグをつけて整理することができるので、アイデアも写真も読書感想文も有用なwebページのコピーも全て同次元の場所に放り込んでおいて、読み返したいときはタグで欲しいものを検索すればよい。
 これを使うようになってから脳の情報出力量が格段に上がり、同時にストックできる情報の量も増えた。自分の脳みその非力さを潔く認めて、技術の便利さに甘えてしまった方がお得だ。