死ぬなら勝手に死ね

 先日頭痛で死にかけたばかりなのに、また死にかけた。今度はガチ。車で片側一車線の山道を走ってたんだけど、先の見えない左コーナーにさしかかったので進行方向に注意を向けると、なんと対向車線の軽トラをクラウンが抜かしにかかる途中で、対向車に軽トラ、目の前にクラウンという構図が迫ってきた。絶叫しながらブレーキを踏んで、左にハンドルを切って路肩に突っ込んで、同時に迫ってくる2台の対向車をぎりぎり避けて、左の壁にぶつかる直前に慌ててハンドルを切りなおして、4輪ドリフト状態でもとの車線に戻った。車も自分も無傷だったが、運が良かったとしか言いようがない。僕がコーナーの先に注意を向けるのが少しでも遅ければ正面衝突して死んでいただろうし、相手を避けられても少しでもハンドルかブレーキのタイミングがずれていれば横の壁にぶつかっていて車は大破していただろう。しかも後者の場合、相手の車は走り去ってしまっていて泣き寝入りになっていたに違いない。もしこちらがもっと大きな車だったら逃げ場がなかっただろうし、こちらがスポーツカーでなかったら避けきれず横転していたかもしれない。ブラインドコーナーで追い越しをするなんて、頭がどうかしている。死ぬのなら一人で崖に落ちて死ね。他人を巻き込むな!自分がいくら安全に気をつけて運転していたって、気違いドライバーに巻き込まれれば死ぬのだから、この世は理不尽だ。