一人なんだよやっぱ。

思想的立場に変化が起こりつつある。

灰色の矢印を目指していたのだが、なんと困ったことにオレンジの矢印に向かっている。
言葉で全て表現しきれると思っていた。伝わらないなら言葉の選び方が間違っているのだと思っていた。でも違う。いかなる言葉をもってしても、伝えきれず、理解されない考えがあると思う。自分が考えていることは複雑すぎる。結局、言葉は自分と相手の間の橋渡しに過ぎず、自分の側の島に立っているのは自分しかいない。そしてやっぱり、簡潔な言葉以上に物事を正確に表現できる手段があると僕は認めることができない。
結局人間は孤独で、一人で生まれて一人で生きて一人で死ぬのだと思う。でも、それが現実なら、僕はそこで生きる。他人に理解されない考えが頭の中にあるのなら、それを尊重する。孤独に負けて、自分を他人に理解されうるレベルにとどめておくことはもったいないと思うからだ。多かれ少なかれ皆同じような孤独があるのだろうけど、個性的であるほどに孤独であり、孤独に耐える能力も必要なのだと思う。孤独でいなければいけない。社会に出て揉まれても孤独でいられるのかどうか、怖い。