一人が楽しい件


クーリーローチ @うちの水槽


 社会人になって、休日が土日になって、「土日をいかに楽しく使うか」ということを真剣に考えるようになって、いろいろな土日の過ごし方を試してみて思ったのは、「一人で自分だけの世界に没頭しているときが圧倒的に幸せだなぁ」ってことだ。
 僕は休日にやりたいことがたくさんある。趣味もたくさんあるし、勉強したいこともたくさんある。そのどれもを満遍なく楽しみたいから、前もって土日をフルに使って楽しめるような休日プランを組んでおいて、土曜日の早朝から釣竿とカメラとテントもって車に乗って旅に出て、そこで計画通りに自分の好きなことに好きなように時間を使って、リフレッシュして日曜日の夜に帰ってくる、みたいな時間の使い方をする。これが「生きていて良かったなぁ」と思うくらい楽しくて、実際にこういう時間が生きていて一番楽しい時間だと思っている。それでも、まだまだやりたいことはたくさんあるし、楽しめる方法はたくさんあると思う。もっともっと一人で遊びに行く時間をとりたい、と思っている。毎週毎週、土日は忙しくて楽しくてたまらない。
 何が言いたいかというと、お金と時間を自分が幸せになれるように使う才能にはますます磨きがかかっている一方で、他人と時間を共有することに対する魅力がますます薄れてしまってきている、ということだ。目標や目的意識が強力で時間の使い方に対する哲学が強固であればあるほど、時間を自分のために使うことに忙しくなって、他人の介入を許さないような生活になっていくような気がする。他人と時間を共有することも楽しくない訳ではないけど、それが一人よりも楽しいということは、論理的に考えるとありえなくて、人付き合いは基本的に感情によるものだと僕は思っている。