人生と経営は似ている


春っすよテンションあがる@松田町

 世間では「自分のやりたいことを実現するため」の手段として「起業」が一般的な手段として挙げられていて、世間的にも起業家精神溢れる若者には肯定的な評価みたいだけど、僕はやりたいこと実現する方法は起業以外にもあるし、むしろ起業ってリスクとか機動性考えるとあんま魅力的な選択肢じゃなくね?と思う。
 じゃあなにかって言うと、「会社を経営する」よりも「自分を経営する」的な考え方のほうが面白いんじゃねってことだ。具体的には、会社経営と同じで、自分の「チャネル」「プロモーション」「事業ポートフォリオ」をきちんと戦略的に構築していくのがポイントだと思っている。仕事ってのは大体チャネル(人脈)をつてに見つけるものだし、なんだかんだで世の中コネということで人脈は大切だ。またやりたい仕事にアサインしてもらうためには自分を認知してもらったり、ときには過大に見せるためのプロモーションを打ち出す必要がある。そして実際に仕事をするにあたっては、遂行可能な仕事の領域をまく分散させ「安定収益源(強み)」「勝負をかけるところ(弱み)」「保険的なもの(ニーズの多いもの)」みたいな感じで自分のスキルを分散させて食いっぱぐれないようなポートフォリオを組む必要がある。
 そうやって世の中に自分を認めさせて、やりたい仕事をもってこさせるし、もし外部環境が悪化しても、別の事業で食いつないでいけるように、みたいな考え方で自分を経営していくことで、起業までしなくてもある程度好きな仕事を自分の周りに集めることができるんじゃないかと思う。起業みたいに資金繰りに悩んだり、従業員の生活に責任を感じたり、会社の方向性決めるのに人の顔色伺ったりしなくてよいし、従業員は自分一人、資金も全部自分の財布、決めたことは明日から実行に移せるし、ホームレスになったって困るのはほぼ自分、だしね。
 まぁ、それでも行き詰ってしまった人が次のステップとして起業を選ぶのかもしれないけど。とりあえず言いたいのは会社の経営と人生ってほんま似てるなってこと。ビジョンが明確でないと迷走するところとか、特定の事業や取引先ばかりに頼ってるとそこが崩れたときに苦しい目にあうのとか、自己ブランディングに奔走する声の大きいやつが意外と評価されるところとか。色々考えてると面白い。