本当の仕事をしたい


花畑@富山 もう夏ですが

激務続きの波の谷間が来たので久々に更新。
近況といえば、社会人3年目。最近の感想を一言でいうと、仕事飽きた。良いように言えば、「がむしゃらフェーズが終わって仕事に慣れてきた」ということなのだと思うけど、「こなし力」がついてきた分、「埋められたスケジュールを淡々と消化して会社の稼ぎに貢献するだけの日々」になっている。確かに個々には挑戦的な仕事があったり、困難が待ち受けていたりの波はあるのだけど、どの仕事も「大量の効率良くこなすべきタスクの一つ」でしかなくて、命を懸けるに値しない。というかそもそも会社から求められていることが「効率よく稼ぐこと」になってて「命懸けて仕事すること」になってない。
 そういう仕事って、どうしても「本当じゃない、偽物だ」と思ってしまう。まぁそれが現実なんだから「本当」であるには間違いないんだけど、本気で命懸けるところまで極めてない仕事に僕はどうしても誇りをもてない。「これは本当の仕事じゃない」と感じてしまう。
 やっぱり、僕が求めているのはじっくり何かを極め命を懸けるような仕事の仕方だ。誰にも邪魔されない環境で自分のやりたいことに全力で取り組んでみたい。そこそこにやっていればきちんとお金がもらえる会社の仕組みがいかにすごいことか、というのは日々実感するところだけど、そういう仕組みの中で高効率歯車として稼ぎの生産に徹する決断はまだ若い僕にはできない。一度しかない人生を、この段階で「本当じゃない仕事」に捧げたくない。
 そういうわけで、本当の仕事ができる方法を模索する作業を色々と具体的に進めている。その一方で、「本当じゃない仕事」を高効率でこなし、高効率で生み出した無駄に高い稼ぎを休日にぶちまけてストレス発散する今の生活もできるだけ濃く味わっとこうと、予定をギチギチに詰めて色々と楽しんでいる。満員電車とか、都心の疲れた空気とか、くだらない理不尽ですらも、「もう残りわずかだ」と思うと、きちんと味わおうという気分になってきて楽しめるし濃くなってくる。そして最後までできるだけ高効率で稼げる歯車を演じて、「使えるやつ」と思わせてからいなくなりたい。最近の刺激はそんなもん。社会なめんな、って言われるかもしれないけど、まぁ一回痛い目にあうところまで自分で好きにやらせてください。