会社やめます


秋ごろ@日立海浜公園 最近写真撮れてないなぁ

 やっとこの宣言ができる。リアルでも「いつ辞めるの?」と言われ続けて、愚痴ばっか垂らして行動しない「やめるやめる詐欺」疑惑に発展しつつありましたが、おれちゃんと水面下で行動してましたから。長らくお待たせしました。

 学振特別研究員に内定をもらったので、来年4月から博士過程に進学します。修士過程にきっかけをつかんだ研究をさらに発展させて、完成させます。新しい生活を日々想像するだにわくわくしますねー。一回社会人を経験して、バランス感覚と財力を身につけてから研究界に戻って好きなことを仕事にしながら世界と戦っていくとか、最強すぎる。完全に計画通りです。もう最強な気しかしません。
 わくわくしすぎて、今の仕事へのモチベーションが失われて、毎朝5時に起きて会社に行って夜中まで命を削って働くのが辛くなるので、敢えて考えないようにして暮らしているレベルにわくわくしますよ。まぁあと3ヶ月は、先のことは考えずに、とにかく今の環境から最後の学びを吸い尽くすことに全力を注ぎます。

 もちろん、不安がないわけではない。給料は半分以下になるし、安定とは無縁の世界。生活水準は間違いなく下がるし、趣味に割ける時間や金もほとんどなくなり、家庭を持ったりすることの難易度も格段に上がることは確実。けど、それ以上に「このまま会社に忙殺されて一生を終えて行くのは絶対に嫌だ」という人生の根源レベルの欲求が、何度考え直しても勝っていた。会社の先輩にあこがれる人はいないけど、研究界の先輩にはあこがれる人がたくさんいた。自分が自分らしさをフルに発揮して、社会に貢献し、激しく変化する世の中でも一定の役割を果たし続けられるのは、研究ではないか思うようになった。あと、東京にもう住みたくない。この場所は僕にとって「3年間住んで色々みました」ということが言えれば十分。いいところもたくさんあるけど、自分には向いていない。

 ここまで、中学3年、高校3年、大学学部3年、大学研究室3年、会社員3年とやってきた。次は博士過程3年。そしてまた大体3年くらいで飽きると思うので、そのあとのことはまたそのあとで考えるということで。