限界を認める

 先日インターンシップ受けたところ落ちました。4月から申請していた研究費も落ちました。自分は社会でも研究でも必要とされていないらしい。否定され続けて自暴自棄になっていく感じ。中学時代の不良達が味わっていたのはこんな感情なんだろうな。
 20分の面接で落とされたなら「運が悪かった」で済むけど、5日のインターンで落とされたらさすがにそうは言えない。なんというか、心の底から自分の限界を認めたような気がした。これまではどんなにすごい人を見ても、自分の限界を認めずにに張り合おうとしてきた。いや、正直を言えば、どうしても敵いそうにない人が現れたこともあったが、そういう時はその人のあら捜しをして安心することで、自分の限界を認めることから逃れようとしてきた。だけど今回はそうは考えられなかった。「自分はどこまでもいける」という考えを捨てざるをえなかった。それくらい、自分の無能さをはっきりと突きつけられた。
 これまで心のどこかで「自分は特別だ」と考えていたのだと思う。だけど、今回を機に、そういう考えは捨てる。僕には限界があり、到達できない場所がある。僕はどこにでもいる普通の人間だし、他人と互いに交換可能な存在だ。特別なんておこがましい。
 この歳までこういう考えでいられたことに感謝しつつ、ようやくそれが間違っていたことに気づかせてくれたインターンシップにも感謝しておく。