値段には理由がある

 今まではちょっとこだわって、ニンニクは青森産を使ってたんだけど、
この前スーパーに行ったら、青森産が1つ198円、中国産が3つで128円。
100円単位とはいえ、4倍以上の差。
「使う量を増やせば効果は変わらないだろ」と決め付けて、
中国産を買ってしまった。


 で、使ってみたんけど、予想を超えるクオリティダウン。
大きさ的にも、質的にも、香り的にも、圧倒的に青森産の勝利だと思った。
切った瞬間、「おかしいぞ」と思うくらい。
やっぱり、高いものが売っているのには理由がある。
青森の農家の人、すいませんでした。


 しかし、青森産の味を知っているがゆえの不幸。
そして「ほかの食材でも不幸な思いをしているのではないか?」
という帰納的推論をしてしまう人間の無駄な頭脳。
「知ること」は知的好奇心を満たし、幸福を与えるけども、
「知っていること」は、不幸を与えることが多い気がする。