留学生と一日過ごした感想

 4月から研究室にインド人留学生がやってきてて、今日は彼が様々な日用品を揃えるのを手伝った。もちろん、僕にとっては英語を鍛えるというサブ目的があるんだけど。


・寒い寒い言ってた・・・やっぱインドの人にとって日本の4月は想像を超える寒さらしい。まぁでも確かに最近寒い。


・インド英語が聞き取れん・・・特に、「R」の発音が独特で、例えばreferenceって単語がどれだけゆっくり発音されても分からなかった。紙に書いてもらって、はじめて理解できた。


・スピーキングは主語がネックかも・・・例えば、「この駅に快速は止まらない」と言いたいとき、単に"Rapid train does not stop at this station" と言えばいいんだけど、ついつい日本語と同じ感覚で"This station"から文を始めてしまい、"This station is not available for rapid trains"みたいな感じになってしまうことがあった(一応通じたけど)。この「英語的主語の言いかえ」はかなりポイントな気がした。今日はラボで実験の説明したりもしたんだけど、主語の問題は何度も痛感。水を加える作業でも、WeじゃなくてWaterを主語にしたほうがすっきり説明できたり。


・日常会話と議論の違い・・・とりとめない会話はまあ普通に英語でできるけど、アカデミックな話になったとたん、脳がパンクする。難しいことを考えながら英語を組み立てるのができない。そもそもの思考回路を英語的にしなければならないと思う。日本語で考えたものを変換している限りは会話と議論の間の壁は無くならないと思う。


ソフトバンクのプランが複雑すぎる・・・携帯を買いにソフトバンクのショップに行ったんだけど、プランが日本語でも理解不能なくらい複雑だった。このプランをつけるとどうだ、このコースに入るとどうだ、一緒にフォトフレームを買うとどうだ、学生割引を使う場合はこのプランは使えないだ・・・このままではとても英語にできないので、僕が「要するに3つ選択肢があって・・・」とまとめようとすると、「そうなんですが、もしこちらのコースをつけていただければ・・・」って返ってきて、余計混乱。結局今日は携帯は保留になった。


お好み焼きを気に入っていた・・・和っぽいものはまだ慣れないと言っていたけど、お好み焼きなら大丈夫だろうと思って連れて行ったら、日本で食ったなかで一番うまい、と言ってくれた。正確には、サイドで頼んだ鶏軟骨の塩焼きが一番のお気に入りだったみたいだけど。


・やっぱし留学生は賢い・・・研究業績はもちろんあるし、それ以外の点でも根本的に頭の回転速度が違う感じがした。凄まじい速さでひらがなやカタカナを覚えているし、あらゆる看板の日本語を解読しようとしていた。早くしないと英語の練習相手じゃなくて、日本語の練習相手にされてしまいそうだ。


・けどやっぱ、一番感じたのは、フレンドリーに接することの重要さですね。言葉が通じなくて何度も聞き返すことになっても、互いに嫌な顔をしない限りは全く気まずさを感じない。