幼稚なジジイになりたい

僕はこれまでの自分の人生を5つのフェーズに分割できると考えている。

1988 -2007夏  第一期  万能感に溢れていた子供時代。狭い世界の中で何もかもが順調に進んでいた
2007夏-2008春 第二期  万能感の喪失。鬱の時代。感情が乱高下して、周囲に迷惑をかけまくった。
2008春-2009春 第三期  哲学的な自問自答に行き着く。まだ世の中には「答え」や「あるべき像」があると信じていた。
2009春-2010夏 第四期  京都から滋賀に引越し、一心不乱に研究。次第に世の中の答えの無さに気づき始める。
2010夏-      第五期  ようやく世の中の答えの無さを認める。その本質を追究するため、シンクタンクへの就活を開始

他の人が小学生や中学生の頃に通過した地点にようやく到達した感がある。精神的に成熟した人間は僕にとって常に憧れの対象だ。一方で、この歳まで未熟だったが故に見えるものもあると思う。例えば、とっくの昔の小学生の頃に「世の中の答えの無さ」を悟った人って「答えの無い世界の本質を追究したい」なんて考えないと思う。だから、僕は悟りすぎてもダメなのだと思う。適度な幼稚さを兼ね備えたままstruggleしながらジジイになっていくのが理想。