kintrey

 8時に目覚ましが鳴って、いきなり世紀の大決断を迫られた。
単位にならない1限の講義に行くべきか行かないべきか。脳内で行く派と行かない派が闘う。
この闘いは割と毎朝勃発し、大抵は「行かなければネタ抜きで廃人になってしまう」という理性に後押しされた行く派が5分ほどの戦闘を制する。
だが今日は室温の低さと睡眠時間の短さ、休み明けという条件が重なり、
戦況は過去にないほど熾烈を極めていた。あわや3度目の世界大戦となるところであった。
闘いは長期戦となり、30分にも及んだ。一度は行かない派が勝利をおさめかけ、意識を失った。
しかしとどめをさされなかった行く派が8時半を指す時計という視覚情報の力を借りて、
全身の神経に信号を送り込むことに成功した。手足が動く。
そして急いで身支度をし、寝ぼけ眼をこすりながら、時間ぎりぎりに駆けつけた教室には誰もいなかった。
分かる?あの電気の消えた教室の空虚な感じ。


 だがこんなことで萎えないのがポジティーボ俺。
空いた時間に図書館で勉強とかしてみて、念のために廃人になっていないことを再確認した。
その後4限まで実験の予定が、とんでもなく早い時間に終わって爆笑した。
他の奴らと一緒に帰るフリをしといて、別れた直後にUターンして理学部の図書館行ったった。ざまーみろってんだ。


 そして閉館までオベンキョした後、キムトレへ。
マジで超絶に行きたくなくて、鬱過ぎて意識してなくても顔色にでるくらいだったが、セット数を一つ減らすという妥協を設定することで、
なんとか自分を奮い立たせて体育館へ。
久しぶりにやれば楽しいかなっていう淡い期待を1瞬でも抱いた僕は愚鈍の極みだ。
楽しい訳がない。訳があったら聞かせてくれ。
今はただ、いじめまくった全身の筋細胞に謝りたい。かわいそうに。
マジで最初に「重いもん持ち上げる運動繰り返したら力強くなるんじゃね??」的な発想をした奴の知能は猿以下だ。
理由は簡単だ。猿はこんな愚鈍な運動をしない。
「ウッ」「ハー」言いながら顔を歪めてベンチプレスに勤しむ猿がいたら紹介して欲しい。ドン引きだ。DBだ。
ま、でも筋トレはマジメにやった方がいいと思いますよ。去年も効果あったし。
特に最近自分の中で腹筋重要説が大いに支持されているので腹筋は定期的にやっとこうと思う。
そして残念ながら、誠に残念ながら、悔しくてたまらないが、体育館にも定期的に通わなければならないようだ。
誰か筋トレが楽しくなる方法教えてください。まーあるわけないけどね。あったら懸賞金ものだ。


 そして腹いせにBOXでかっこいいお兄やんとかわいいお兄やんと一緒にゲームしまくった。
勉・練・遊が三位一体となったパーフェクトな一日だった。家に帰るまでは。
残念ながら家に帰ってもひたすらキーボード叩いて遊んでたんで、バランスが遊に傾きすぎた。
そしてやりすぎで右腕がやたら熱っぽくて腱鞘炎っぽいことになってしまった。でぃーびー!!
湿布貼って寝よっと。