マジメってなんなんすか

 ここ数日早起き生活にハマっている。
日の出から活動することで、一日をフルに堪能している気分がして気持ちが良い。
挽きたてのコーヒーと、朝から元気なNHKのおねえさんの声で目を覚まし、
明るくなってきたころに家を出る。息が白い。
道路は心地よい寒さと静けさで、真っ赤な朝焼けが最高に清々しい。
厚着で原付に乗ると、風が当たらないから車運転してるみたいな感覚になるなぁ、
みたいなコト考えながら、静かな団地をのんびり走る。
誰もいない建物に到着し、自分のデスクについて、
パソコンを付け、ブラインドを上げると、
良い感じに朝日が山を照らしていて、気合が入る。
そして8時過ぎに2番乗りの人が来るまで2時間ほど、自分だけの時間を過ごす。
昼前になると部屋がだんだん賑やかになってくるけど、
その頃には自分は一試合終えた感じで、一休憩入れる。
早めの昼メシを済ませたあと、
午後は実験などの集中が要らない作業を中心にこなす。
そんで8時ごろには学校を出て、帰ったらなるべく夜更かしせずにさっさと寝る。
そんな感じの生活です。


 ところで、早起きが楽しくなって悟ったことがある。
本屋に行って、仕事中毒の人が好きそうな自己啓発本を眺めると、
「朝型生活で人生が変わる!!」みたいなのがたくさんあるけど、
実際は朝型夜型も、自分に合う方法が一番なのであって、
ようは「良く分からないけどみんなが凄いと思ってるもの」を載せれば
ウケるから、そういうのが記事になっているだけだということだ。
僕は朝の魅力に気付いたから、今は早起きが苦でなくなったし、
そうでない人にとっては、早起きは辛い。それだけの違いだ。
何人かの社会的に成功した人が朝型を勧めているという事実があるだけで、
早起きすること自体には、凄いも凄くないもない。
本人が好きでやっているんだから。


 何が言いたいかっていうと、好きでこういう生活と性格をしてるんだから、
「マジメちゃん」みたいな感じで俺を扱うのはやめてくれってことだ。
そもそもマジメもフマジメもこの世に存在しないはずなのに、
なんか世の中には「マジメ」ってのがあって、それが蔑まれている気がする。

まじめの崩壊 (ちくま新書)

まじめの崩壊 (ちくま新書)

タイトルだけみてこんなん衝動買いしたけど、あんまタメにならんかった。
マジメってなんなんすか!?


 さて、明日からまた連休らしい。
平日が義務じゃなくて、毎日勝手に学校に行っている人間にとって、
休日は過ごし方を考えるのがめんどくさい日だ。
仕事と遊びのバランスをカレンダーに決めてもらっている人間はうらやましいね。
とりあえず明日は午前中久々に釣りに行ってみようかな。
酒が脳に侵入してきたので、無思考な文章に後日後悔することを自覚しつつ、送信。