授業料取立ての手紙が来た

 授業料が高すぎる。奨学金という名の借金は60万円を超えた。
 僕と同学年の国費留学生は授業料無料で月額15万の給料を国からもらっている。一方で、日本人の修士課程学生は、たとえ大学で一番の成績であっても授業料は免除にならないし、生活費が国から支援されることもない。税金の使い道おかしすぎるだろうが。
 政府は留学生をさらに増員して、「人材の国際化を目指す」らしい。それで日本の学生は放置ですか。そもそも「留学生増→人材国際化」というのが僕の中では繋がらない。留学生って大体日本で学んだ後に国に帰る気がするし。そんなんなら日本人の留学を支援してくれ。
 いつも思うが、日本の政策というのは、「どこどこにいくらお金を出した」というのを言うことだけが目的で、そのお金が現場でどう使われているのかということに無頓着すぎる。科学技術予算の話もそうだし、ポスドク問題もそう。話題になった高速無料化とか子供手当ても。現場での使われ方に触れずに、「昨年度に比べて予算は○%増えています」みたいな話をされても何の説得力も無い。政府は無駄使いの撲滅を謳っている割には、撒いた金の行方に関して興味が無さ過ぎるんじゃないでしょうか。